これからプラモデル製作を始めたい初心者の方のために、最低限必要な基本の道具を紹介します。
ほとんどの道具は100均(ダイソー等)で揃えられますので、まずはローコストで始めてみてはいかがでしょうか。
プラモデル作りに必須で必要な道具一覧
ニッパー

部品をランナー(枠)から切り離す際に使用します。
100均の物でも大丈夫と思いますが、なるべく刃先が細くて薄いものが適しています。
写真はタミヤ製のプラスチック専用ニッパーですが、非常にコストパフォーマンスが高くて十分に一軍で活躍できるニッパーです。
ステップアップを考えるなら、このようなニッパーがおすすめです。
カッターナイフ


ニッパーで切り離した部品のゲート跡処理や、パーティングラインを削り取ったりする際に使います。
100均の物で十分ですが、私は、より手に馴染んで細かい作業に特化されたペンタイプのアートナイフを愛用しています。
スポンジヤスリ

ゲート跡の処理や合わせ目消し、クリアー塗装の研ぎ出し等に使用します。
使う頻度が高い番手は#320・#600・#800・#1000で、紙ヤスリよりスポンジヤスリの方が曲面や細かい部分の作業がしやすいです。
写真のスポンジヤスリはセリアで入手できますが、近所に無い場合は「神ヤス」がオススメです。
カッター(カッティング)マット

カッターナイフを使う際に刃先を保護するため、机に傷を付けないため、塗装の際に塗料で汚さないために必要です。
接着剤(セメント)


部品を接着するためのプラモデル専用接着剤ですが、これはばかりは100均には売っていないので、専用のものを用意しましょう。
上の写真は昔からある定番の接着剤で、最近発売された流し込みタイプの接着剤(下の写真)はあらかじめ部品と部品を組み合わせておき接合部分の隙間に流し込んで使用します。
はじめての方は、まずは普通の接着剤に慣れてから流し込みタイプも使ってみるとよいでしょう。
ピンセット

細かい部品を接着する時や、デカール(シール)を貼る際に使用します。
とりあえず100均の物を使用してみても良いと思いますが、非常に細かい部品が多かったり、たくさんのデカールを貼らなければならないようなモデルを作るのであれば、信頼のおけるメーカー(タミヤ等)の精度が高い製品を用意した方が作業がはかどります。
ハサミ

デカール(シール)を切り出す際に使用します。
100均の物で十分ですが、できるだけ刃が短い方が作業しやすいです。
面相筆

面相筆に関しては、仕上がりを大きく左右する道具なので100均はやめておいた方が無難かと思います。
プラモデル専用を謳った商品でなくてもかまいませんが、しっかりとした物を揃えるようにしましょう。
調色スティック(マドラー)

商品名は調色スティックですが、主に瓶入りの塗料を攪拌するのに使用します。
攪拌するだけなら爪楊枝や竹串で代用できますが、少量の微妙な塗料を調色をする場合は1本持っておいても良いかもしれません。
塗料皿

塗料を調色する際に使用します。
100均の紙コップやアルミカップ(お弁当のおかずの仕切りに使うやつ)で代用して使い捨てにしても良いと思います。
塗装ベース


塗装の際の必需品で、2枚目の写真のように持ち手に保持した部品をハニカム状の段ボールに立てて使います。

100均(ダイソー)で売っている「ねこの爪とぎ」でも代用できます。
塗装の持ち手

塗装の際に部品を保持するためのツールで、クリップ部分に部品を挟んで、前出の塗装ベースに立てて使用します。
上の商品はセリアで購入でき、大きな部品を掴むには適しているのですが、小さな部品には下の写真のような持ち手を使用します。
製品を購入しなくてもワニ口クリップと竹串があれば自作できるのですが、100均にワニ口クリップは売っていないので専用品を用意する必要があります。
GSI クレオス ネコの手持ち手棒 36本入【Amazon】
洗濯バサミ・目玉クリップ

スプレー塗装、筆塗り塗装の際に部品を保持するのに使用します。
割り箸・ガムテープ・両面テープ


割り箸もスプレー塗装、筆塗り塗装の際に部品を保持するのに便利で、持ち手で保持できないような細かい部品は両面テープを使って固定します。

ガムテープは大きな部品の保持、固定などに使用します。

マスキングテープ

紙製の低粘着テープで、色を塗り分ける際に使用する必需品です。
仕上がりを左右する重要なツールなので、こちらは100均の代用品ではなくプラモデル用の製品をオススメします。
綿棒


水転写デカールを貼る際、水分を吸い取り圧着させるのに使用します。
通常サイズの他に、ベビー綿棒、化粧用の先細タイプの綿棒も用意しておくと作業がはかどります。
ほうきとちりとり

卓上サイズのほうきとちりとりです。
特にガンプラを作ると、切り取ったプラ屑が大量に発生して掃除がたいへんなので、ひとつ用意しておいた方がよろしいかと思います。
可能であれば、電動式の卓上クリーナーを用意しておくと作業がはかどり重宝します。

まとめ
以上、初めての方がプラモデルを始めるのに最低限必要な道具をご紹介しました。
まずはあまりお金を掛けずにやってみて、必要に応じて買い足し、買い換えをされていけば良いかと思います。
プラモデルの塗装に必要な塗料と道具に関してはこちら

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