
本日よりタミヤのアメリカ駆逐戦車M18ヘルキャットを作っていこうと思います。
サイズは小ぶりですが、砲塔上面が開いているのと履帯が連結式なのでそれなりに手間と時間が掛かりそうです。
車体下部の組み立て
転輪の組み立てと円形定規を使ったマスキング塗装


車体下部はスイスイと組み立てられると思いきや、意外と凝ったサスペンションになっていて、ドライブスプロケットとアイドラーホイールもそれぞれ4分割構造になっています。


転輪のゴム部分の塗装は悩ましいところですが、私はいつも以下の手順で塗り分けしています。
- 両面テープを使って全てのホイールを段ボールに貼り付けます。
- ゴム部分をタイヤブラック(クレオス)で一気にスプレー塗装します。
- 段ボールからはずして、円形定規でゴム部分をマスクしながらオリーブドラブをスプレー塗装します、
ちなみにゴム部分はブラックを使うとコントラストが強くなりすぎるので、タイヤブラックやジャーマングレーを使うと良いでしょう。
円形定規を使ったマスキングは一見手間が掛かるように感じられますが、慣れると筆塗りするよりもよっぽど速く綺麗に塗装できます。
車体下部のウェザリング



転輪を取り付けてしまうと作業性が悪化するので先に車体下部のウェザリングを施してしまいます。
手順としてはMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュをランダムに塗り、乾ききる前に綿棒で余分を拭き取ると3枚目の写真のような感じになります。
転輪のウェザリング

転輪に関しても車体下部と同様にMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュで汚しました。


更に汚れに深みを与えるためにMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュ、グレイッシュブラウン、シェイドブラウンをスパッタリングしました。
ちなみにスパッタリングとは筆に浸した塗料を爪楊枝などで弾いて飛沫を飛ばす技法です。
最後にエナメルのバフ(タミヤ)で転輪のゴム部分をドライブラシしてエッジを立てています。
履帯の組立と塗装

写真が前後してしまい申し訳ありませんが履帯はこのようにセミ分割になっていて、タミヤセメント(白蓋)と流し込み接着剤を併用して組み立てました。


タミヤのダークアイアン(履帯色)で筆塗りし、Mr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュを使って汚した後、接地部分にクロームシルバー(タミヤ)を擦り付け仕上げました。
本日はここまでです。
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